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研修1年目を終えて[ 体験記 ]

浅川 庸介
東邦大学
2022年
入局して2年が経ちました。
私は東邦大学を卒業し、附属の大橋病院で初期研修を修了しました。
父が地元で開業する眼科医であり、同様に眼科を志していましたが入局先については母校に残るか外に出るか最後まで迷っていました。
最終的に杏林大学に入局を決めた理由は、当科が専門性の高い各分野の先生方により構成されることから偏りなく様々な症例を経験できると考えたからです。特に父の専門である小児眼科も含めて総合的に学べる施設は他に多くないと思います。
実務に関して、入局1年目は主に病棟業務、初診補佐、手術助手がメインです。病棟業務は入院患者さんを主治医の先生と二人で診察します。自分なりに診察所見とアセスメントを残し、間違ったことがあればご指摘いただけるのでその都度勉強になります。
初診補佐では、紹介状持参の患者さんから問診を取り、必要な検査を考えてオーダーするまでが仕事です。各疾患の患者さんがどのような主訴で来院されるのかを最初に聞くことができる貴重な機会です。
手術助手は器械の準備から器械出しが主な仕事です。他では見ることのできない美しい手術の数々に魅了されることと思います。慣れてくると機械作業になりがちですが、見方を変えると手術の流れだけでなく、術者の器械の持ち方や、それらの繊細な動きを見ることもできるので二年目以降で実際に白内障手術を経験するようになってから大いに役に立つと思います。
アイセンターの業務は患者さんが多く忙しく感じることも多いですが、結果としてたくさんの経験を積むことができ、自信を持った眼科医になれると確信しています。皆さんの入局を心から楽しみにしております。