研修希望の方へ

研修1年目を終えて[ 体験記 ]

角田 麻里

日本大学
2019年

2019年に入局し、6年目となりました。
私は都内の私立大学に通っていましたが、初期研修先として杏林大学病院を選択しました。当初は実家業を継ぐため他科での入局を検討していましたが、杏林大学は眼科が有名と聞いて興味本位で回った際に、杏林アイセンターの症例の多さ、充実した設備、専門性の高さなどに驚くと共に、ここで働きたいという思いが生じ入局を決意しました。

入局前から他科の先生に「眼科は忙しいから頑張ってね」と言われていましたが、入局後は想像通り目まぐるしい生活を送ることとなりました。
入局1年目は毎週100件近くある手術の助手を一通りできるようになることが目標で、毎日朝から夕方まで手術室で過ごし、また、初診外来の補佐として働く際には日々様々な疾患や病態に出会うことができ、知識の幅を広げることができました。2年目以降は専門外来の陪席なども行う機会が増え、より専門性の高い治療方針を学ぶ機会がありました。

杏林アイセンターで研修する最大の利点は、レジデントと教授の距離がとても近いという点だと思います。
外来や病棟などで困ったことがあっても、教授や講師の先生方が常に現場にいらっしゃるので、些細なことでもその場で質問することができます。
手術中は厳しく指導してくださる先生方ですが、実際はとても教育熱心で、些細な質問にも時間をかけて教えてくださいます。

若いうちからたくさんの症例に触れ、初診から検査の選択、診断、治療方針、手術後の管理まで実際に自分で経験し学んだ体験は、間違いなく眼科医としての今後に生きていくと思います。
貴重な経験ができる杏林アイセンターにて皆様と一緒に働けることを、医局員一同心よりお待ちしております。